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第7回 持たざる経営のススメ

私たちは健全な財務を実現してもらいたいという思いから、

 

中小企業の社長様に対して常に「持たざる経営」をお勧めするようにしています。

 

私たちの考える「持たざる経営」とは

 

  • 売上債権を持たない

 

  • 在庫を持たない

 

  • 不動産を持たない

 

  • 金融投資をしない

 

  • 事業に関係のない資産を持たない

 

これらの資産は一切不要であるとは言いませんが、

 

中小企業の貸借対照表に載せる金額はできるだけ少なくした方がいい、持たないほうがいい

 

というスタンスの経営です。

 

持たざる経営をすることによって、稼いだ利益が現金として社内に留保されやすくなり

 

資金繰りが楽になり、安心して事業経営ができるからです。

 

また、何かあった時に助けてくれるのは現金であり、その他の資産ではないからです。

 

特に収益を生まない本社ビルを借入金のみで建てたいというご相談があった場合には

 

必ず反対意見を申し上げています。

 

 

 

貸借対照表は事業経営の結果として勝手に作られていくものではなく、

 

経営者が意志をもって作っていくものです。

 

各資産を無方針に増やしていくのではなく、経営者がちゃんとした方針を立てそれを守り

 

会社の財務を健全化していくことが肝要であると考えています。

 

 

 

また、私たちがお勧めしている経営計画書の作成ですが、

 

多くのコンサルタントの方も中小企業経営者に指導しています。

 

そして、その経営計画書の源流をたどっていくとカリスマ経営コンサルタントである

 

一倉定先生の思想にたどり着きます。

 

 

 

その一倉定先生の言葉に

 

「理想的な経営構造は、工場を持たないメーカーである」とあります。

 

メーカーとは原材料を加工することによって製品を生産する産業です。

 

工場を持たないってなんのこっちゃと思ってしまいそうです。

 

自社で設備を持たないということは、製造を外部に委託するということです。

 

委託したものの費用は製造してもらった分だけの支払いでよくなります。

 

固定費が増えないので損益分岐点を上げることなく、

 

変化に対応する機動力を持ち続けることができるというわけです。

 

というのも、お客様の欲しいものはどんどん変わっていきます。

 

それに応じて自社を作り替えていくには、必要であっても処分の難しい資産を

 

多く持っていると大変な作業になってしまいます。

 

というより、自社を作り替えること自体ができなくなってしまいます。

 

 

 

つまり、

1.財務の健全性

 

2.変化対応力

 

のために中小企業は資産を持たないほうがいいのです。

 

 

 

では持たざる経営を実現するためには私たちは何をすればいいのか?

 

それは自ら市場に向き合うことです。

 

どんな商品を作って誰にいくらで売るのかを考えることです。

 

自分でどんな商品を作るかを考え、自分で値段を決定し、

 

自分でお客様に直接販売することです。

 

必要なのは製造力ではなく、開発力・営業力です。

 

私たち中小企業にとって耳の痛い話ではありますが一番大切なことです。

 

その一番大変なことから逃げずにやっていくことが持たざる経営、つぶれない会社を作る

 

ために大事なことである、そうお伝えしています。