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経営コラム料金だけじゃない。税理士選びで本当に見るべきポイント
2025.09.12 | 月次決算書
はじめに
「毎月、試算表は届くんですけど…正直、あんまり見てないんですよね。」
初めてお会いする経営者の方から、こうしたお話をよく伺います。
数字は嫌いではない。でも、何をどう見たらいいのか分からない。
そんな悩みを抱えていらっしゃるのです。
私たちは、そういった経営者の方と毎月お会いしています。
試算表をベースにした「月次決算書」を一緒に確認しながら、数字に強くなる感覚を身につけていただくお手伝いをしています。
税理士との関わり方が、経営者の数字感覚を左右する
税理士と一口に言っても、その関わり方は本当にさまざまです。
「決算の時期になって急に連絡が来て、慌てて資料をまとめる」というパターン。
「毎月試算表は届くけれど、結局何が良くて何がまずいのかわからない」というパターン。
「『経費を削れ』とは言われるけど、具体的にどうすればいいかは教えてくれない」というパターン。
経営者の皆さんなら、きっと「うちのことだ!」と思い当たる場面があるのではないでしょうか。
どれが良い・悪いという話ではありません。会社の規模やステージ、経営者の考え方によって、必要とされる関わり方は変わるからです。
ただ私たちは、「経営判断に数字を使える社長を増やしたい」という思いから、月次での面談を大切にしています。
なぜなら、月に一度、社長と一緒に数字を確認することで、こんな先を読む感覚が自然と身につくからです。
「このままいくと資金が足りないかも」「この利益なら投資できるかもしれない」
この積み重ねこそが、経営の安定や成長の土台になると感じています。
数字に強くなる社長には、ある共通点がある
「数字はあまり得意じゃないんですけど…」
初めてお会いするとき、多くの社長がそうおっしゃいます。
でも、実はそこからがスタートなんです。
毎月、試算表(私たちは「月次決算書」と呼んでいます)を一緒に見ながら、
「今月はどうでしたか?」「先月と比べて、どう感じますか?」とお話ししていく中で、
少しずつ、自分の会社の数字に目が向くようになっていきます。
最初は「売上が上がったかどうか」しか気にしていなかった方が、
「先月より人件費がちょっと増えたのは、残業のせいかな?」と口にするようになる。
こうしたちょっとした変化への気づきが、実はとても大事なんです。
数字に強くなる社長には、こんな共通点があります。
まず、完璧に理解しようとはしません。「まずは見ることから」と割り切って、毎月の数字に目を通す習慣を作っています。
そして、「なんとなく違和感があるな」と感じたことを、遠慮なく口にしてくれます。
最後に、わからないことがあっても恥ずかしがらず、「これってどういう意味ですか?」と素直に聞いてくださいます。
大切なのは、わかっているフリをしないこと。むしろ、素直に聞いてくださる方ほど、半年後には「あ、今月は利益率が良くなってる!」「キャッシュフローが改善してきた」といった発見を自分でされるようになります。
私たちは、そうした社長の”気づきの力”を一緒に育てていくのが仕事だと思っています。
この人なら!と思える税理士に出会うために
税理士を探すとき、「料金がいくらか」「どんな実績があるか」といった数字に目が行きがちです。
もちろん、そういった情報も大切です。
ただ、実際に仕事をご一緒する中で大事になるのは、「質問したときにどんな反応をしてくれるか」「忙しい時期でも話を聞いてくれるか」「専門用語を使わずに説明してくれるか」といった、数字には表れない部分です。
毎月会って話をすることに価値を感じる方もいれば、最低限の対応だけで良いという方もいます。
節税を最優先にしたい人もいれば、財務基盤を整えたい人もいます。
だからこそ、「この税理士は、どんな支援スタイルを大切にしているのか?」を実際に確認してみてください。
「月に一度はお会いできますか?」
「疑問があったとき、気軽に連絡しても大丈夫ですか?」
「試算表の見方を教えてもらえますか?」
こうした質問への反応を見ることで、より自分に合った人と出会いやすくなるはずです。
私たちは、毎月社長と一緒に数字を見て、未来の判断を支えるスタイルを大切にしています。
数字に強くなりたいと思っている方、自分の感覚だけで経営することに限界を感じている方には、特に相性が良いと思います。
そういった価値観に共感していただけた方は、ぜひ一度お話しできれば嬉しいです。
最後に
経営者が数字に強くなるには、特別な才能や知識が必要なわけではありません。
大切なのは、数字を見る習慣と、それを一緒に確認してくれる存在です。
税理士の関わり方は事務所によってさまざまですが、
私たちは「毎月会って数字を一緒になって確認し、経営判断に活かす」スタイルを大切にしています。
もし「数字をもっと理解したい」「感覚だけでなく、数字でも経営を考えたい」と思っている方は、一度お話ししてみませんか?
無料相談で、実際に決算書を一緒に見ながらご説明しますので、そこから合う・合わないを判断していただければ十分です。
興味を持っていただけた方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。